伝説の舞台へ
古事記で一番好きなとこは、スサノオがヤマタノオロチを見事に退治してオロチの尻尾から草薙の剣を見つけ約束通りクシナダヒメと結婚するあたり。
こんなかっこいい話ありますか?驚きました。とにかくシンプルだけど詰まっていて、、
しかもスサノオは見つけた太刀が草薙の剣だと直感し、アマテラスに献上するところも好き。
もう我慢が出来なくなり
出雲大社へ弾丸で行ってきた。
私はパワースポットだが、パワーの注入を時々していきたい。どこでもいい訳ではない。ここのところ私の中で盛り上がってきていた神話の舞台出雲へ。
単純に旅をしたかったのと神話の舞台からパワーを注入したかった。
縁結びの神、、それは全部の縁が欲しい、、、
そして何故神様達は出雲に集合するのか、、
この疑問
神話の中でおおくにぬしのみことが
目に見えないもの、視覚出来ないものを
全部任されたと。
つまりこれは
目に見えない世界すなわち人の運命、縁、思考、感情などを司ることを言っているのでは、、、
人の運命を司る、、なななんだそれは、、
、
是非教えて欲しいです。
というのが全国の神様が集まる理由では、
そしてそして
何故スナノオは数ある中で出雲だったのか、、、
三世紀、四世紀には既に大和政権を脅かす出雲政権的なものが存在していた、と思える。出雲政権に日本海側を封鎖されたらやばいなと感じた大和政権は、暴れん坊過ぎて天上界を追放されたていたスサノオを出雲へ送る。
そんなことを考えながらぶっとい注連縄(シメナワ)の結界をくぐり参拝しおみくじ。
(おみくじ。大吉や大凶という表現は使わないおみくじだった。)
「願いは叶う」と、おみくじにあった。
出雲に降りたったスサノオは目の前に川がありそこに箸が流れてきたことで上流に人が住んでいると確信し川上へ。
そこでスナノオは運命の出逢いをする。
ひとくみの老夫婦が互いによりそい泣いている。訳を聞くと娘たちはみんな怪物に喰われ、、残るはクシナダヒメただ一人。(クシナダヒメはめちゃくちゃかわいいと想像できる)これを聞いたスナノオは怪物を退治する代わりにお嬢様のクシナダヒメを私にくださいと突然の求婚。老夫婦は眼が点になるほど驚くが眼の前の男性が太陽神アマテラスの弟スナノオだと遅れながらわかると結婚を快諾した。
夫婦は安堵から同時に尻もちをつき涙涙できつく抱き合う。(たった一人になってしまった娘をおもう二人の気持ちを考えると画が見えるようだ)
参拝の後のお目当ては蕎麦だった。
流石に人気店40分か50分の行列ができていた。耐えに耐えようやく日本酒とお蕎麦。日本酒は冷やでも温めても美味い凄いやつでした。蕎麦より日本酒に感動した日にもなりました🤗
さてどうやって八岐大蛇(やまたのおらち)を退治したか。ここもかっこいい。
度の強い酒が入った甕を八つ用意し、自宅の周りにあった八つの垣の出入り口に、その甕をそれぞれ置くように指示。やがて現れた八岐大蛇は八つの首を酒が入っているそれぞれの甕に頭から突っ込みガブ飲みして酩酊、ついには眠ってしまう。
スサノオは待っていたその時を。先ずオロチの攻撃から大切なクシナダヒメを守るため彼女の姿を魔術で櫛(クシ)に変え懐に入れる。(かっこいい)、そしてオロチを剣でメッタ刺しにする。(神話によるとオロチの体長は谷を八つ、峰を八つに渡るくらいの長さを誇っていたというから流れる血も大量で、斐伊川が血で真っ赤になったという)このあたりも神話然としていて好きです。
八岐大蛇の尻尾を斬ったとき堅いものが剣に当たり手がびんと痺れる。刃を見ると大きく欠けていた。さらに尻尾を切り開くと中から大きな光る太刀が出てくる。これが三種の神器のひとつ草薙の剣である。
よく出来ているとってもいい話だな。
電車に乗ると天井にはスナノオとオロチの戦いの場面をポップに仕上げたグラフィックのポスターがあり思わず写真に収める。ここは縁結びの神がいる出雲だ。全部の縁を結ぶことにする㊗️
このスサノオが心境を紡いだ短歌がある。同時にそれは日本最古の短歌だそうです。
(非常に興味深いんで、短歌のアレコレを書きたいなぁ、、、八重垣が3回出てくるんだよ、、痺れる、、、)